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食料安全保障と農政改革-まともな農水省OBの農政解読

商品説明
内容紹介

大転換期を迎えた農業と農政を読み解く!
現在、日本の農業と農政は、戦争や環境変動など国際的・国内的激動の下で、大きな変貌を遂げつつあります。そして2024年に実現
した「食料・農業・農村基本法」改正によって、いま、食料安全保障への国民的な関心が高まりつつあります。とりわけ昨年秋からの「令和の米騒動」や、食品価格の値上がりは、日々の暮らしに欠かせない・生命の維持に欠かせない、この食料というものをあらためて見つめる契機ともなっています。食料を将来にわたって安定的に供給し続けることは、国の基本的責務にほかなりません。
 本書は、このような大きな農政の流れに当事者としてかかわり、その後も深い洞察を加えてきた著者が、時々の政治的経済的社会的事象を踏まえて記録してきたコラム記事を中心に、食料・農業・農村をめぐる戦後農政の変化をわかりやすく説き起こしたものです。混迷する農政の現在を理解するための、最適の入門書です。


目次

第一章 食料・農業・農村の今̶̶大いなる誤解を解くために
第二章 農業・農村政策の基本
第三章 規制改革と「奇妙な農政改革」の失敗
第四章 食料安全保障の確立と基本法改正の道のり
第五章 物価高騰と適正な価格形成
第六章 いつも多難な米政策
第七章 霞が関 岡目八目
第八章 食料安全保障と農政
第九章 適正な価格形成をめぐる課題と展開方向について
第十章 農林水産省の組織再編について


著者略歴

著:荒川 隆
1959年宮城県生まれ。82年農林水産省に入り、食糧部長、畜産部長、官房総括審議官、官房長、農村振興局長などを歴任し、2018年退官。一般財団法人食品産業センター理事長、JA全農経営管理委員
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