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えっ!そんなことできるの?ブードビジネスで活躍するAI

商品説明
食品産業は労働力の減少面でますます厳しい状況になっています。ディープラーニングの登場により、AI(人工知能)は、第3 次のブームを迎えています。また、ChatGPT を始めとする生成AI は、爆発的な広がりを見せています。AI の進化は、留まるところを知りません。食品産業においてもAI の活用が見受けられるようになりました。人手不足や高齢化の中で、DX を使ってこれまで要していた時間短縮し、有用な価値生産に人手を振り向けるとともに、AI の生み出す需要予測、新商品開発や生産管理、食品ロスの削減などの新しい価値、イノベーションに踏み出していく時期にきています。食品産業はAI を活用して、全産業に追いつき追い越すチャンスを迎えています。
本書は、食品産業で働く人々(商品開発、生産管理、品質管理、改善あるいはデジタル化担当の方など)に対して、AI とはどのようなものか、あるいはどう活用できるのかを、農業・畜産業・水産業・製造業・流通業での事例を紹介することで、わかりやすく伝える食品産業のAI 入門書です。
本書は8章で構成されており、その特徴と活用方法を述べてみます。
第1章では、DX/AI の必要性、AI 発展の歴史、AI を支える技術、AI 規制とガイドライン作成の方向などAI の全体像を理解するパートです。
第2章では、食品産業の組織への効果的なAI 導入方法、AI 開発企業の活用方法などについて述べており、AI を具体的に進めるための方策を示しています。
第3章から第7章までは、食品に係る全産業、すなわち農業・畜産・水産の一次産業、食品製造業における開発・生産、食品小売・物流・店舗などで活躍するAI 先進事例をAI 活用技術も含めてわかりやすく紹介しています。
第8章では、食品産業が目指すDX・AI による人手不足解消など様々な課題解決について解説するとともに、AI 活用人材育成に向けた事例と食品産業でのDX・AI 教育事例を紹介しています。

  • 1. AI(人工知能)の進展と社会対応
    1.1 これからはDX とAI が必要‒市場の急速な変化に対応するDX とツールとしてのAI‒
    1.2 知っておこう! AI 発展の歴史と現在‒生成AI の登場まで‒
    1.3 AI を支える技術‒機械学習と深層学習‒
    1.4 AI が2045 年にもたらすシンギュラリティ
    1.5 AI の進展による雇用の変化
    1.6 ChatGPT による生成AI の衝撃
    1.7 AI 規制とガイドライン作成の動向
    *コーヒーブレイク① AI 時代を先導する若者たち
  • 2. フードビジネスへのAI 導入・活用の進め方
    2.1 AI 活用に向けた経営層の意識改革
    2.2 組織へのAI 導入を効果的に進めるノウハウ
    2.3 QC サークル活動で組織の課題を明確化
    2.4 AI 導入を目指す食品企業とAI 開発企業の役割
    2.5 AI コア発明とAI 適用発明における特許出願の重要性
  • 3. 農業ビジネスで活躍するAI 先進事例
    3.1 スマート農業のAI 活用による作業負担の軽減
    3.2 農研機構‒農業人口減に危機感。DX とAI を駆使して日本農業の再生に挑む‒
    3.3 ドローンとAI を活用した選抜育種と植生評価法
    3.4 キャベツ完全自動収穫ロボットの登場と普及課題
    3.5 ゲノム編集AI 技術による短期間での品種改良
  • 4. 畜産・水産ビジネスで活躍するAI 先進事例
    4.1 スマート畜産の先に酪農クラウドと次世代型畜舎の展望
    4.2 牛の発情・活動低下のAI 検知による早期対応
    4.3 養豚経営支援AI システムの導入で飼育期間を短縮
    4.4 スマート水産業のAI 活用で技術継承と生産性向上
    4.5 水産養殖のAI システムで生育期間を10 ヵ月に短縮
    4.6 AI による漁獲報告の自動化と漁場選定のサポート
    4.7 マグロの格付けのAI 自動化で品質向上と後継者支援
  • 5. 食品製造ビジネスの商品開発で活躍するAI 先進事例
    5.1 パッケージデザインのAI 評価& 生成で売上向上
    5.2 味覚の数値化を実現したAI 味覚センサーの開発
    5.3 醸造匠AI による試作結果予測とレシピ探索で開発生産性向上
    5.4 AI 献立作成システムにより作成時間が大幅に短縮
  • 6. 食品製造ビジネスの生産で活躍するAI 先進事例
    6.1 気象AI 商品需要予測による食品ロスの削減
    6.2 生産管理AI システムで業務時間を1/10 に短縮
    6.3 AI 画像検査で目視検査を超える判別精度を実現
    6.4 AI 協働ロボットによりティーチングレスを実現
    6.5 AI による設備故障予知で製品ロス発生の撲滅
  • 7. 食品流通・店舗ビジネスで活躍するAI 先進事例
    7.1 食品小売における棚割りAI で個店サービス向上の実現
    7.2 食品小売のダイナミックプライシングAI で収益向上
    7.3 配車/配送ルート最適化AI システムで稼動車両削減
    7.4 AI 自動献立アプリを子育て家庭に提供
    7.5 飲食店における顔認証AI でユーザーサービスの実現へ
    7.6 店舗・商店街における画像解析AI で課題解決を実現
    *コーヒーブレイク② AI 活用における2 つの視点
  • 8. フードビジネスが目指すDX・AI 活用の道筋
    8.1 日本が目指すSociety5.0 の世界
    8.2 食品産業が目指すDX・AI による課題解決
    8.3 AI 活用人材育成プログラムでAI を使いこなす
    8.4 食品産業へのDX・AI 教育の重要性
    用語解説
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